さんじょーのブログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さんじょーのブログ

ノマドワーカーの雑多なブログです。

スポンサードリンク

「毎日やらかしてます。」を読んだ感想 アスペルガー、AD/HD、LDの悩みを赤裸々に綴ったオススメ漫画

本の感想 ぼやき、どうでもいい話

先日本屋で偶然見かけ、興味を持ったもののお値段が1000円位するので購入を見送っていたこの「毎日やらかしてます。」という本。

毎日やらかしています。

昨日何気なくkindleを開いたら、キャンペーン中でかなり安くなっていたので即購入しちゃいまいました!

 

この本は発達障害を持つ作者(漫画家:沖田×華さん)の日常生活を赤裸々に綴りながら、各発達障害ならではの悩み、トラブル、行動パターンについて解説しています。

発達障害には色々な種類、タイプがある

作者の沖田さんは、

  • アスペルガー症候群(AS)
  • 注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
  • 学習障害(LD)

という発達障害を抱えている、と書いておられます。

発達障害といっても、ひとくくりにはできず、色々なタイプに分けられ、人により個性もさまざまです。

 過激な内容も含まれる

まず一冊読み終わった感想として、ファニーなイラストの割りに中身が結構ディープで刺激的です。小学生以下のお子さんには、見せるか見せないか慎重に判断されたほうがいいと感じます。(性的な内容や絵が含まれる)

 

AD、HD、ASって何?ただの個性じゃないの?

発達障害とか、AD,HDとか数年前から本当によく聞くようになったし、芸能人や周囲の人の中にも、私ADなんだよね~と自己申告する人が増えたように感じます。

 

アスペルガーや高機能自閉症傾向のある人って20人~30人に一人位の確率でいるらしいし、自己申告している人達を見ていても、発達障害??という言葉だけが浮いていて、至って普通に、活動的に生活している人が多い印象でした。

たまに暴力的だとか、ネガティブな噂(偏見)も耳にしたけど・・。

 

そのことから、AD、HDって・・人よりも集中力がすごくて、型にはまらない考え方ができて(天才に多いし)単なる個性の分類みたいなものでしょ?と勝手に解釈していました。

アスペルガー傾向の強い人の悩みと苦手なこと

この本を読んで、あぁそういう行動とアスペルガーが関係しているのか、と気づかせてくれる体験談があり発見になりました。例えば、

 

○人の言うことを言葉通り、そのまま受け取ってしまう(背後に含まれる相手の意図を読み取ることが苦手)

⇒会社で 帰れ!と怒られて、本当に早退してしまったり、家族にあとは洗濯だけしておけばいいから、と言われてずっと洗濯のみしかしないで怒られたり・・。

結果的に周囲に気が利かない、自分から動けない、と思われたりして対人関係が気まづくなったり、トラブルになるケースがあるようです。

 

○大勢の人が話していると、誰が誰に言っているのか把握することが苦手

⇒結果的に「ちゃんと聞いてるの!?」と相手を怒らせてしまうことも。

アスペルガーには3つのタイプがあり個性もさまざま

またAS(アスペルガー)の人の中にも色々なタイプの人がいて、ひとくくりにASだからこう!という分類はできないです。

積極奇異型

社会との関わりが一番積極的。一方的に延々と話し不適切な発言も多い。

受け身型

自分からはあまり動かずおとなしくて従順。比較的問題は少ない。

孤立型

積極的に人と関わらず、一人でいることを好む。

 

これって本当に普通によくあるタイプ別の分け方ですよね。クラスに30人いたら必ずこういう分類できるっていう位フツーの区分け。

ただ、AS傾向が強い場合、共感能力、人の顔色を見る、想像する、ということが苦手なため、相手に対し、失礼な発言を悪気なく連発したり、延々と自分ひとりでしゃべりまくったり・・という言動、行動が目立ち、結果的にKY的な認識を持たれることも少なくないとか。虚言壁があるケースもあるそうです。

共感力の欠如がトラブルや摩擦を引き起こす?

本に登場する編集Sさん(AS)の例は最悪な人で、エピソードを見ると、ASってこんな自己中心的で、人の気持ちがわからなくて、思い込みが激しくて、ヤバイ奴なんだ、絶対関わりたくない!って思ってしまう人が増えるのではないかと思います。

 

しかし、単に親目線で、ASの子は(自分の子は)不器用だけど純粋で、かわいらしいんですよ~、と伝えるだけの視点ではなく、社会で活躍するリアルなASの大人の問題点をウソ偽りなく、中立的に描いている、という点でとても正直な漫画だと感じました。

寝取り、自動車事故、いじめ・・感情を刺激させる体験談

他にも作者の過去のエピソードで、友人の好きな人を寝取って(?)しまった話や、注意欠陥(AD)なのに、車を運転し続け何台も廃車にし、人身事故スレスレや民家に突っ込むスレスレのエピソードなど、思わずイラッとしてしまう体験談も正直ありました。(自分以外の人の気持ちや安全も考慮せいや!と思った)

 

寝取りについて、作者は親友がろくでもない遊び人の男に夢中になっていて、そいつがろくでもなく、誰にでも手を出す男だ、ということを証明してあげるために、関係を持った、と書かれています。

多分ここが、多くの人にとって、信じられない!どういう神経してんの!?と激怒ポイントになると思います。(私もここと自動車運転の所、同じASの弟さんをいじめていたというエピソードにイラつきました)

 

でも、ASの傾向や特徴を考えてみると、自分の身体への愛着のなさ、共感力のなさ、が貞操観念の低さに繋がっているのではないかと感じます。

 

通常だったら、愛してもいないダメ男に自分の身体を差し出すなんて嫌ですよね。自分に対する思いやりがあればそんなことはできないし、親友への思いやりがあればさらにできません。

でも言葉通りに受けとり、共感力が低い状態だと、ダメ男証明⇒自分の身体使う⇒結果を証明⇒親友納得という、まるで公式のような解答が導きだされる、と感じてしまうのではないでしょうか。

 

車の運転にしても、やばかったけど事故らなくてラッキー♪と悪気なく言えてしまうのは、人を危険な目に遭わす⇒相手を傷つける、自分の運転で事故る⇒自分も傷つく、という想像力の欠如が根なのかなぁ、と思いました。

 

(ちなみにASの人でも貞操観念のしっかりした人は沢山います。AS=軽いなどという偏見は大間違いですので、都合よく解釈するバカ男人が増えないことを願います)

 

AD傾向が強く、事故率の高い人は即刻車の運転は辞めて欲しい

 実は私も車の運転が苦手で、免許を取得してから3回程ニアミス事故をしかけてから、「自分はもしかしたら注意欠陥傾向が強いのかもしれない。同乗者や歩行者を危険に巻き込む可能性があるから運転はやめよう」と決め、今はペーパードライバーです。

 

実際私の知り合いの男性で、昔から注意欠陥傾向の強い人がいて、その人は子供時代から何度も交通事故に遭っていました(急に道路に飛び出す)

 

そして成人してから、彼はバイクを運転中、歩行者の女性をひき、死亡事故を起こしました。

 

車の運転は都会なら無理してする必要はありませんし、運転の必要のない業種に携わるべきです。自動操縦車が採用されるまで免許証はしまっておきましょう。自分ためにも、周囲の人のためにも・・。 

大人の発達障害の悩みがリアルに描かれていて参考になる

話がそれましたが、発達障害といっても本当に人それぞれで、この本のケースがあてはあらないことも多いと思います。エピソードはどん引きする内容もあれば、こういうことありがちじゃん!というAS関係あるの?という内容まで幅広い。

 

自分はもしかしてアスペルガーかも?ADかも?と感じている人は目を通しておいて損はない一冊です。当事者目線で美化している内容ではなく、赤裸々に正直にASや他の発達障害のあるあるや悩みが描かれています。

自閉症かも?と思う人も思わない人も自分で気軽にチェックできる 

この本の最後に「自閉症スペクトラム指数(AQ)」の日本語版が掲載さています。専門機関のチェックシートですのでただの心理占いテストとは違い、参考になる点があるかと思います(ただあくまで参考程度にとどめるべきだそうです。)

 

またこの「自閉症スペクトラム指数(AQ)」テストを他人に対し勝手に行うことは法的に禁じられています。(←そりゃそうだ。偏見材料にする輩が出てきますものね)

 

33点以上で、成人のアスペルガー症候群、高機能自閉症の傾向が強くなるそうです。

 

私は25点でした。成人の平均値は18点位らしいです。40人に一人は33点以上になるので、当てはまることも普通にあるあるです。気にする必要なし。

 

苦手傾向や個性を把握した上で、環境、行動ともに戦略的に生きやすいように動けばいいだけですしね。

弱点や苦手の克服だけに人生の時間を捧げるのはもったいない 

○○症!病気!などと偏見や差別をしてくる人は必ずいます。だからといって、そうい人達から後ろ指を指されないように短所克服にせっかくの人生の時間を捧げるのはもったいないと感じます。

弱味や苦手項目に悩むよりも、長所を伸ばして、苦手や弱味を少しでも忘れられる、障害にならない環境や能力を身に着けて、人生を楽しむことに集中したいですね。

自分の性質を把握した上で、より生きやすい方向へ戦略を立てたほうが楽しい

私も車の運転はキッパリやめて、徒歩ライフを楽しむようになってから散歩が趣味になり、いいリフレッシュになっています。太りにくくなるし最高です。

とんでもない音痴でボイトレに1年通ってもなおらなかったけど、歌唱力は私の人生にとって必須科目ではないと悟り、今では全く気にしていません。(たまに歌うとギャクだと思われて笑いを誘えるのが逆にオイシい)

 普通って何?人間は奇行するもの

みんな普通~に見えて、実は、え!?(;゚Д゚)と周囲を引かせるような所を持っていると思います。(マンションの住人を見ていて実感しました)

 

普通~の人なんてきっといないです。

だからなるべく偏見を持たず、個性として受け止め、合う人とは関わる、合わない人とは関わらない、それでいいんじゃないでしょうか。

受け入れられない相手の個性をバッサリと切り捨てる前に

私はたぶん、不用意な発言をついポンポンしてしまう人とは合わないと思います。共感力の薄い人とも無理です。虚言癖のある人も無理。

でも、もしそれが相手の個性というだけでなく、発達障害という誘因が隠されているとしたら・・と思うと見方が少し変わってくるような気がしました。

 

個性として自分が受け入れられない相手の行動を、単にキライ!と切り捨てるだけではなく、背後にやむおえない誘因があるのかもしれない、そんな見方ができるだけでも、この本は参考材料になると感じます。

 

守りに入らず、赤裸々に、正直にエピソードを描いてくださった作者の沖田さんは素晴らしいと思います。続巻も出ているようですので、また読ませて頂きたいと思います(^ω^)ASやAD,HDに興味のある方にはオススメの本です。