さんじょーのブログ

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ノマドワーカーの雑多なブログです。

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マンガ版「君の膵臓を食べたい」を読みました。感想を好き勝手に書きます。

先日フラリと立ち寄った本屋で山積みにされていて目についたこちらの本↓を購入しました。

原作は小説で本屋大賞2位、映画化も決定されている、との帯情報から読んでみたいと思いました。

今回も邪道かもしれませんが、漫画版で読みました(;´∀`)>

まずは小説で読むべきだったのかもしれませんが、漫画版はとにかく気軽に読める、一気に読めるという手軽さが魅力だと思います。

感想を率直に発すると「ふーん( ..)まぁまぁ」という感じですm(;´д`)mファンの方スミマセン!

特に目新しいストーリーでもなく、意外な展開もなく、ですがつまらなくはなかったです。(上から目線でスミマセンm(__)m)

ただ、漫画版で読んでおいてなんですが、このストーリーは文字での描写で生きるような気がします。

文字が美しければ、ロマンティックで心を打たれる場面も多いです。

 

マンガ版も決して悪くないし、読みやすいのですが、「ここ、もう少し文字で詳しく描写すればグッとくるな」と感じた場面がいくつかありました。

機会があれば小説版も読んでみたいと思います。

以下、ネタバレがありますので、まだ読まれていない方は回避くださいませ。

性格設定がステレオタイプすぎるかも?

ラストの二人の正反対の性格の対比を作るためにあえて単純化されたんだろうな、と思いますが、正直、「本好きで内向的で孤独な少年」「明るく天真爛漫でクラスの人気者の少女」という性格設定がステレオタイプすぎるように感じてしまいまいた。

 相対性の世界があるから自分が存在する

ただ自分を知る、世界を知るためには、相対的な世界が絶対に必要で、対比により自分が何者なのか、愛や喜び、悲しみや嫉妬、怒り、感謝という感情も知ることができるのは真実だと思います。

だからあえて二人の性格を極端に正反対にさせたのでしょうね。

対比する対象(性格、能力、環境等)が何もなければ、平穏ですが、結局は何も感じることができないですからね。自分が存在しているのかすら曖昧になります。

 

オシャレ等にも気を遣うのも他者の目がある、という影響も大きいですしね。他者の目線がゼロなら、おしゃれもしないし、メイクも髪型もどうでもよくなると思います。

他者と違う個性的な自分、という自意識も結局は他者目線ですよね。対比の意識があるから自分に個性があると思えるわけですから。

私は山内桜良はWEタイプで、志賀春樹はIタイプなんだと思いました。

君の膵臓をたべたい(下) (アクションコミックス(月刊アクション))

Weタイプの特徴

周囲の評価ありきでの価値基準に重きをく。周囲の人間との暗黙の了解、常識と自分の意見との境界線が曖昧な傾向が強い。

何か意見する度に、「私達は~」という傾向が強い。(実際には、私は~で発していても、自分の意見ではないことが多い)

Iタイプの特徴

私は~で語る。周囲の評価や暗黙の了解を軽視し、自分視点で価値基準を定める傾向が強い。

どちらかがいい、悪いということはなく、それぞれの個性だと思います。

私はWeタイプもIタイプもどちらも経験しているので、どちらの気持ちも理解できます。

 

私もWeタイプだった時は、周囲の人がみんな自分の味方で、自分の意見や行動は大抵指示される、という自信がありました。

他者から認めらている、支持されている自分はイケてる!って思ってました。

ただある事がキッカケで女子からハブられることがあって、その時にそれまでの自分への価値が一気に崩れ落ちて、穴掘って死にたい気分になりましたね。

丁度その時期に、私と同じようにハブられた別の同級生の女の子がいて(ヤンキー系だが個性が強いだけで素行はそれ程悪くない)そのコは一人でもいつも堂々としていて、

「一人も気楽でいいもんだよね。」

「私、誰かに似てるって言われるの嫌いなんだ。だって私は世界でただ一人じゃん?」

という自分の価値を自分でつけているタイプのコでした。

そのコを見る度に、自分から見ると異色だけど、なんか気になる、無視できないと思う気持ちがありました。

やっぱり自分と違う部分に価値基準を持っていたり、真逆の価値観を持っている人って気になりますよね。

それが嫌いという感情になったり、憧れという感情になったりするわけで・・とにかく無視はできない存在になります。

(ただ今はIタイプに近いので、私達は~で語られると「私はあなたと話したいんだけど!?」とちょっとだけイライラしてしまいますね。)

ですのでこのお話の二人がどんな理由であれ、引き合い、惹かれたという部分は共感できます。 

桜良が言うように、偶然ではなく、お互いの欲求が二人を引き合わせるように無意識の選択の連続により、近づいていったのだと思います。

 価値観は変わるので性格も固定されたものではない

価値観という位ですから、どこに価値を置くかの違いなので、価値基準を変えれば誰でも桜良みたいなポジションに立ったり、春樹のような立場に立つこともできると思います。

ですので桜良も、もう少し長く生きて、年齢を重ねていけば、足りないと思っていた春樹側にも立つ経験ができ、バランスがとれるようになっていたのではないかと思います。

人のウケ狙い視点を外せば自分らしくいられる

クラスの人気者で他人の評価ありきの自分像でも、孤独で内向的で、自分の価値は自分で決めるタイプでも、人のウケを狙いすぎたりさえしなければ、自分らしく楽しく暮らせるのではないかと思います。

「人からどう思われる、こうしたら嫌われる?こうしたら好かれる?」など常に他者からどう見られているか?ということを想像し続けている限り、自分らしくいることはできないし、自由な感覚も喜びも半減してしまいますからね。

当事者と傍観者

桜良みたいな人気者タイプは当事者として常に積極的に物事と関わっていく姿勢が魅力的ですよね。

ごちゃごちゃした思考で足踏みせず、踏みだす勇気を持っている所が健康的でキラキラして見えます。思考力って重要だけど、行動に置いて結構邪魔になってたりするんですよね。

私は何かする時、計画や目標を設定したら、後はできる限り思考を働かせないように意識しています。

以前は本など沢山読んで、十分すぎる位考え抜いていたのですが、結局よく考えても、考えなくても、計画してもしなくても、結果にあまり影響しない、ということがわかってきたからです。

春樹のようなタイプは、あえて余計なことを考えないスキルを磨いていくと楽かもしれませんね。

重病系の話が苦手でも大丈夫だった

こういう重病系の話は、主人公が相手の好きな人を美化し、悦に入って悲劇のストーリーに酔ってる感じがしてあまり好きではありませんでした。

しかしラストが病気ではなく、事件による死という部分で、「命の寿命は皆平等、運は差別しない」という点で嫌い感は和らぎました。 

こっそり毒を吐く(´・ωq・)

桜良が主人公に「太宰?あんな暗いのがいいんだ~?」と言う台詞があったけど、確かに太宰の作品は暗いけど、ストーリーや人物描写の深み、鋭さは、この作品とは比べ物にならないと正直思った。太宰も漫画版しか読んでないけど(;´∀`)

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まとめ

好き勝手に書いてすみません(。-人-。) 漫画版もステキですが、この作品は原作(小説版)から読んでみるのもアリだったと感じています。